2022.03.17
コラム
世界ウィメンズヘルス指数調査
野村検査研究所、コラム担当Kです。
3月9日の世界女性デーでホロジックジャパン(株)が発表した
「世界ウィメンズヘルス指数調査」
2020年に世界規模で行われた調査で
116か国、15歳以上の25億人の女性の知識、姿勢、行動を可視化したものです
罹患率が高い、急速に進行する、身体への影響が大きいといった特徴の疾患(高血圧、がん、糖尿病、性感染症)について、女性が過去1年間に検査を受けたかを示す調査
高血圧 24%
がん 25%
糖尿病 23%
性感染症 24%
世界中の女性の24%しか性病検査を受けていないという結果
健康を気にしている女性は多いと思いますが、世界的に女性の「予防医療」への意識の低さが浮き彫りになりました
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<目次>
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1.世界中で1日に100万人以上が感染
性感染症は、信頼するパートナーが感染源であることが多く、その多くは無症状です
また、影響が及ぶのは感染した個人にとどまりません。
母子感染は、死産、新生児死亡、低出生体重児、未熟児、敗血症、肺炎、新生児結膜炎、先天性奇形を引き起こす可能性があります。
世界では2016年には約100万人の妊婦が活動性梅毒にかかっていたと推定され、結果として35万人を超える異常出産が発生しており、そのうち20万人は死産または新生児死亡でした。
2.性感染症の検査を受けた割合:日本はわずか2%
性感染症による重大な健康リスクが発生するにも関わらず、過去12か月間に性感染症の検査を受けたと回答した女性が、世界中で9人中約1人しかいませんでした。
性感染症の検査を受けた女性の割合は国、地域ごとに大きく異なります
世界ランキング上位のザンビア48%、南アフリカ47%、タンザニア(46%)は約半数の女性が性感染症の検査を受けています。
日本はわずか2%しか性病検査を受けておらず、世界ランキングでは91位という低い結果となりました。
3.予防医療とは何か
予防医療は段階により3つに分けることができます。
一次予防…病気になる前の健康な時期に行う予防のことで、病気にかからない、心身の健康を保つこと、予防接種による病気の予防など
二次予防…定期検診や健康診断を受け、何か病気がないかを早期発見することで、早期治療を行い病気の重症化を防ぎます
三次予防…リハビリによる機能回復など
病気にかからないこと
性交渉で性病にかからないようにすることも予防医療です。
コンドームを使用したり、不特定多数との性交渉をしないなどの対策です。
性病検査を受けることも「病気にかからない」ために必要なことです。
性病検査で「陽性」が出たら
すぐに病院に行き、適切な治療を受けてください。
病気を重篤化させないことも予防医療です。
性体験はあるけれど、まだ性病検査をしたことがないかたは、検査を受けてください。
性病検査が初めてで不安なかたにも、安心してお使いいただける、郵送検査キットがございます。
スマホで買って、自宅などに届けて、好きな時間に検査して、レターパックで返送するだけです。
結果はスマホで見ることができます。
参考:ホロジックジャパン株式会社
●野村検査研究所の性病検査はホロジックジャパンの機器を使っております。
世界的な医療機器メーカーであり先進的な検査機器をリリースし続けるホロジックジャパンの検査機器「パンサーシステム」と、大阪で各種疾患の検査を行ってきた信頼と実績をもつ野村検査研究所が高精度かつスピーディな検査をお約束します。
♡コンドームの正しい使用は性病予防にとって有効な手段です。
♡ご自身の大切な身体のためにも、あなたが愛するパートナーの身体のためにも、
性病検査を受けることはとても大切なことです。
♡野村検査研究所は、産婦人科の野村クリニックが運営する会社です。性病検査、治療領域では、長い実績と信頼を培ってきた性病検査・郵送検査のリーディングカンパニーです。