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性病の理解について

INFORMATION

2022.02.26

コラム

性病の理解について

お久しぶりです。コラム担当のYです。

近年、いろいろなものが効率化され、
スマート化していると感じませんか?

スマート化、効率化・・。

特にこのコロナ禍において、
人と会う機会は減り
オンラインミーティングなどの機会は増えました。

人と会うこともスマート化されていくなかで
私が最も減ったと感じるのは

「無駄話」

です。

 

ですので今回はちょっとした
「無駄話」
を挟んでお茶を濁したいと思います。

まず
性病・性感染症については
担当のKがコラムでいろいろな話をしてくれています。
こっちはあんまり無駄な話は少ないのですが、
一応紹介しておきます。

個人的には
日本での性病感染状況
口の中にうつる性病って何?
自分のデリケートゾーンのにおい
この3つの記事がオススメです。
(もちろんその他の記事もおすすめです)

ただ、私の肌感覚では

「そもそも性感染症
って怖いのに誰も教えてくれない!」

と言っている人が結構いるのです。

 
というわけで今回は

「実は、結構日本政府が
 性感染症の怖さをつたえようと頑張ってきた」

ことについてコラムを書きたいと思います。

ね?ちょっと無駄話っぽいでしょ?

●ご存知ですか?
 厚生労働省「検査しないとおしおきよ」ポスター


厚生労働省|平成28年度作成 「検査しないとおしおきよ!!」

僕はセーラームーンのことをよく知らないのですが、

そんな僕でも

「おしおきよ」

と言われたら

「セーラームーンですよね」

と思うくらいに有名なセリフです。

 

当時は


「厚労省のキャンペーンに選ばれるなんて、セーラームーンはやっぱりすごい」

「(キャッチコピーの『検査しないとおしおきよ!!』を受けて)検査をしないとどんなおしおきがあるというのか」
「セーラームーンが汚れてしまう」

という意見があったそうです。
このなかで
 
「セーラームーンが汚れてしまう」
 
という意見に対して厚生労働省の当時の担当の方が

「こうした声は、
 性感染症に対するイメージからきているのではないかと思う。

 我々は、
 どんな病気でも差別・偏見なく治療できるものは治療し、

 治療できないものは寄り添っていきたいと考え、
 啓発も行ってきたつもり。

 しかし、日本の性感染症に対するスティグマはまだまだ根深いものがあると感じた」

というなかなか深いお言葉を残されています。

 

●性感染症は恥ずかしいことなのか?という問題

性感染症はどうして
「汚れている」と考えられるようになったのでしょうか?

理由は様々な理由が想像できますが、
やはり「性行為に関わること」
「それは隠されるべきこと」
という考え方も根底にあるように思います。
(筆者の意見です)

しかし誰もがわかるように
「性感染症を広げてしまうこと」のほうが社会レベルでの問題です。

いや、社会レベルほど広い視野でみなくても、
目の前のパートナー・
将来のパートナーや子供、
自分の未来に関わる問題だとも捉えれます。

「性病は汚れている、恥ずかしい」
とフタをしてしまうのではなく、
社会的な認知向上、
そして予防・検査・治療によって
撲滅に導くことは大きな使命であると考えています。

ただ、現実的な問題として
「今恥ずかしい」ということがあれば
郵送検査のような非対面型の検査を利用する方法もあります。

●私たちは想像以上に性病のことをちゃんと理解していない

まず私達が知るべきことは
「私達は想像以上に性病のことを理解していない」
という事実だと思います。

このセーラームーンの話には続きがあります。

「セーラームーンは中学生なのに、性感染症とはいかがなものか」
という声もありました。

実は、15~19歳の女性の梅毒報告数は男性の約3倍で、
10~14歳で報告された例もあります。

このように、
「中学生が性感染症なんて」
と言いたくなる人の気持ちも理解できるのですが
それ以上に私達の理解の現実との乖離を実感しました。

●最後に

なお、今回参考にさせていただいた
日経X woman様の記事
とても面白く驚きも多いので
ぜひ皆さんにもおすすめしたいです。

何より本文中にサクッと書いてあった

セーラームーンの原作者である武内直子氏は、
 薬剤師でもあり、普段から健康問題に関心を持っていたそう。

この一文に驚き、
自分の理解と現実との乖離を感じた筆者でした。

 

出典:
厚生労働省 | 性感染症
日経Xwoman 2016/12/09「性病ポスターにセラムン起用 理由を厚労省に聞いてきた」

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